中小企業のパスワード管理を見直す方法|岡山の経営者向けセキュリティ強化ガイド

「パスワードはすべて同じものを使っている」「パスワードをメモ帳やポストイットに書いている」「パスワードを変えるのが面倒でずっと同じもの」——こうした状況は、サイバー攻撃の格好の標的になります。
実際、企業のセキュリティ侵害の多くはパスワードの脆弱性が原因です。本記事では、中小企業が今すぐ実践できるパスワード管理の改善方法を解説します。
目次
なぜパスワード管理が重要なのか
パスワードは「デジタルの鍵」です。鍵が弱ければ、どんなに高性能なセキュリティシステムを入れても意味がありません。
- 弱いパスワードは総当たり攻撃で数秒〜数分で解読されることがある
- 使い回しのパスワードは、一つが漏洩すると全サービスに不正アクセスされるリスクがある
- メモやポストイットに書いたパスワードは、社内での情報漏洩につながる
- パスワード漏洩が原因の情報漏洩事件は後を絶たない
安全なパスワードの基本ルール
強いパスワードの条件
- 長さ:12文字以上(長いほど安全)
- 複雑さ:英大文字・小文字・数字・記号を混在させる
- ランダム性:名前・誕生日・会社名など推測しやすい情報は使わない
- 独自性:サービスごとに異なるパスワードを設定する
NGなパスワードの例
- 「password」「123456」「qwerty」などの単純なもの
- 「yamada1971」など名前+生年が組み合わさったもの
- 「protago2024」など会社名+年号の組み合わせ
- 複数のサービスで使い回しているもの
パスワード管理ツールの活用
「サービスごとに異なる複雑なパスワードを覚えるのは無理」という方には、パスワード管理ツールの活用をおすすめします。
パスワード管理ツールとは
すべてのパスワードを一つのマスターパスワードで管理するツールです。ツール自体が複雑なパスワードを自動生成し、各サービスへの入力も自動で行ってくれます。
主なパスワード管理ツール
- 1Password:ビジネス向けの機能が充実。チームでの共有管理が得意(月額約400〜900円/人)
- Bitwarden:オープンソースで無料プランあり。個人・中小企業向け
- LastPass:使いやすさが高評価。無料プランあり
パスワード管理ツール活用のメリット
- 複雑なパスワードを自動生成してくれる
- 覚えるのはマスターパスワード1つだけで済む
- チームでのパスワード共有が安全にできる
- 退職者が出た際のパスワード変更・アクセス権限の取り消しが容易
二段階認証(2FA)の設定
パスワードが漏洩した場合でも、二段階認証を設定しておくことで不正アクセスを防ぐことができます。
- パスワード入力後に、スマートフォンに送られる確認コードを入力する仕組み
- 主要なクラウドサービス(Microsoft 365・Google・Freee等)に設定できる
- 認証アプリ(Google Authenticator・Microsoft Authenticator)の使用が推奨
- 重要なサービスへの二段階認証設定は必須と考える
社内のパスワード管理ルール整備
- 定期的なパスワード変更のルールを設ける(3〜6ヶ月ごとが目安)
- 退職・異動時には速やかにパスワードを変更する
- パスワードを紙に書いて貼ることを禁止する
- 共有アカウントの使用を最小限にし、個人アカウントを使用する
- 新入社員にパスワード管理のルールを研修で伝える
まとめ
パスワード管理の改善は、コストをかけずに今すぐ始められる最重要のセキュリティ対策です。強いパスワードの作成・パスワード管理ツールの導入・二段階認証の設定・社内ルールの整備の4つから取り組みましょう。
「社内のIT環境・セキュリティを見直したい」という方は、ぜひプロタゴにご相談ください。岡山の中小企業様のIT環境整備をわかりやすくサポートします。
