自社の顧客管理システムをAIで作り、育て続けている話|應武勝幸が語る「使いながら良くする」DX

自社の顧客管理システムをAIで作り、育て続けている話|應武勝幸が語る「使いながら良くする」DX
私たちは、お客様に「AIで自社専用のアプリを作りましょう」とご提案しています。でも、自分たちが使ってもいないものを勧めるわけにはいきません。実は、その提案の元になっているのは、プロタゴが日々の業務で本当に使っている自社製のシステムなのです。
見積書・請求書・顧客管理・名刺帳——これらを1つにまとめた顧客管理システムを、私たちは市販のソフトを買うのではなく、AI(Claude)と対話しながら自分たちで作ってきました。そして「作って終わり」ではなく、今も毎日使いながら少しずつ良くし続けています。
なぜ市販のソフトを買わなかったのか
正直にお話しすると、最初は市販のパッケージソフトも検討しました。世の中には高機能な顧客管理・見積管理のサービスがたくさんあります。でも、いざ自社に当てはめてみると、どうもしっくりこないのです。
高機能なソフトほど、機能が多すぎて「うちには使わない機能」がたくさん付いてきます。しかもそれに毎月お金を払い続ける。
それでいて、いざ自分たちのやり方に合わせようとすると「その項目は変えられません」「その順番では登録できません」と、肝心なところで融通が利かない。私たちの商流に、ソフトの側が合ってくれないんですね。
それなら、いっそ自分たちの業務にぴったり合ったものを、自分たちで作ってしまおう——そう考えたのが出発点でした。
とはいえ、私はエンジニアではありません。数年前なら「作る」なんて発想は出てこなかったと思います。それを可能にしてくれたのが、AIでした。
AIと一緒に作ってみて、正直どうだったか
このシリーズをお読みの方はご存じかもしれませんが、私はAIに対して最初は半信半疑でした。「本当に業務で使えるものが作れるのか」と。
結論から言うと、今では、このシステムなしの業務は考えられません。やり方はシンプルです。「こういうことをしたい」「ここが不便だ」と、日本語でAIに相談する。するとAIが、それを形にする道筋を一緒に考えてくれる。専門用語が飛び交う難しい打ち合わせではなく、社員に「こうしてほしいんだけど」とお願いするのに近い感覚です。
そうして出来上がったのが、次のような機能を持つシステムです。いずれも「あったら便利だな」と現場で感じたことを、その都度形にしてきたものです。
📄 見積書・請求書づくり
よく使う商品はマスタから選ぶだけ。もちろん手入力もできるので、その現場だけの特別な内容にもすぐ対応できます。
👥 顧客管理
お客様ごとの情報や、過去のやり取り、見積・請求の履歴を一か所にまとめて見られます。
📱 名刺帳(AI読み取り)
名刺をスマホで撮るだけで、AIが会社名や氏名を読み取って自動で入力。手打ちの手間がほぼゼロに。
🔄 使いながら改善
「ここが少し面倒」と気づいたら、そのつど手を入れる。だんだん現場にフィットしていきます。
「使いながら良くする」——最近入れた小さな改善の話
私が一番お伝えしたいのは、この「作って終わりにしない」という点です。システムというのは、一度作って納品したら完成、ではありません。むしろ、使い始めてからが本番です。
手入力した明細を、ワンクリックでマスタに登録
たとえば、つい最近こんな改善を入れました。私たちの仕事には、電話工事や設置作業のように「現場ごとに単価が違う」ものがたくさんあります。こうした内容は、その都度、見積書に手入力していました。
あるとき「同じような内容をまた手で打っているな」と気づいたんです。そこで、手入力した明細を、ワンクリックでそのまま商品マスタに登録できるようにしました。一度登録しておけば、次からは選ぶだけ。同じ手入力を繰り返さずに済みます。
大した機能ではないかもしれません。でも、こういう「小さな面倒」を1つずつ潰していくと、日々の仕事が確実にラクになっていくんです。
そして、この「気づいたらすぐ直せる」というのが、自社専用アプリの一番の強みです。市販ソフトだったら、要望を出しても「次のアップデートで検討します」で終わってしまう。でも自分たちのシステムなら、思い立ったその週に形にできる。
現場に本当に合うシステムは、こうやって使いながら少しずつ育てていくものだと、私は実感しています。
この経験が、そのままお客様へのご提案になっている
私たちがお客様に「自社専用のアプリをAIで作りましょう」とご提案できるのは、机上の理屈ではなく、自分たちが実際にやってきて、その効果を毎日体感しているからです。
大がかりなシステム開発を、いきなり全部作る必要はありません。私たちのシステムも、最初から今の形だったわけではなく、「まずは見積書だけ」から始めて、少しずつ機能を足してきました。DXというと構えてしまいがちですが、実際は「今いちばん困っていること、1つ」から始めればいいのです。
- まずは「一番の困りごと」1つだけを解決する小さな形から始める
- 市販ソフトのように「使わない機能への月額」を払い続けなくていい
- 自社のやり方に、システムのほうを合わせられる
- 使いながら気づいた不便を、そのつど直して育てていける
- 専門知識がなくても、AIとプロタゴが伴走するので大丈夫
「うちの業務にこそ、こういう仕組みがあったらいいのに」——もしそう感じることがあれば、それはもう第一歩を踏み出しています。どんな仕組みが作れそうか、私たちが一緒に考えます。プロタゴのAI活用・業務アプリ開発支援については、AI活用・業務アプリ開発支援サービスのページもぜひご覧ください。
私たちプロタゴ自身が、自社の顧客管理システムをAIと作り、今も育て続けています。その経験まるごとで、御社の自社専用アプリづくりに伴走します。
💬 自社専用アプリづくり・DXのご相談はプロタゴへ
「市販ソフトが自社に合わない」「見積や顧客管理をもっとラクにしたい」——そんな岡山の中小企業様のご相談をお待ちしています。私たち自身の実体験をもとに、まず何から始められるかを一緒に考えます。まずはお気軽にご相談ください。
無料相談はこちら📚 あわせて読みたい:AI活用の記事を目的別に整理した「中小企業のAI活用 完全ガイド」もぜひご覧ください。
