「この資料、AIで直せますか?」と聞かれました|PowerPointは”会社のひな形”から作ると、あとがずっと楽です

「この資料、AIで直せますか?」と聞かれました|PowerPointは”会社のひな形”から作ると、あとがずっと楽です
きっかけは、お客様のひと言でした
ご質問をくださったのは、ふだんはご自分でパソコンに向かって、資料を一生懸命作られている方です。「前に作った資料を少しリメイクしたい」「ページを足したい」「デザインを変えたい」。そんなとき、AIは使えないだろうか——というご相談でした。
実は代表の應武自身も、最近はPowerPointの資料を自分で作ることが少なくなっていました。そこで、ちょうど必要だった「AI活用支援のご案内」の資料を、AIと一緒に作ってみることにしたのです。
最近は自分でパワポの資料を作ることがなくなってきていたので、お客様に聞かれて、まずは自分でやってみようと思いました。今回の資料は、そこから始まっています。
— 株式会社プロタゴ 代表 應武勝幸
結論から言うと、作れます。ただし、いきなり「資料を作って」と頼むより、順番を守ったほうがずっと早く、きれいに仕上がりました。
最初に作ったのは「会社のひな形」でした
中身より先に、まずプロタゴ専用のPowerPointのひな形をAIに作ってもらいました。中に入っているのは、次のようなページです。
- 会社の色(ボルドー)とロゴを入れた、表紙のバリエーションをいくつか
- 目次のページ
- 見出しや写真、数字を入れるための「枠だけ」のページ

いわば、プレゼン資料のフォーマットです。表紙のほかに、目次、章の区切り、伝えたいメッセージ、項目、手順、数字、表を入れるページまで、全部で30枚になりました。

これを1度作っておくと、あとがとても楽になります。
- 自分の手で作るときも、ひな形を開いて文字を入れていくだけで、会社らしい資料になる
- AIと作るときも、「このひな形を使って」と言えば、色やロゴがばらばらにならない
毎回ゼロからデザインを考える時間が、まるごとなくなります。
ひな形ができたら、中身はこの順番で
1中身の打ち合わせを、AIとする
何を伝えたいのか、誰に見せるのか、どんな順番で話すのか。いきなり作らせず、まず構成と言葉をAIと相談して、精査しました。ここがいちばん大事な時間です。
2材料を渡す
会社の資料、ホームページ、写真などを渡して「この内容をもとに」と伝えます。AIは渡されたもの以外のことは知らないので、材料が多いほど、その会社らしい資料になります。
3枚数を決めて、作ってもらう
「全部で何枚くらい」と伝えて作ってもらいます。今回は14枚。表紙、お悩み、考え方、会社の記憶、4つの柱、私たちの実践、進め方、料金の目安、お約束、まとめ、という流れになりました。
4最後は、人の目で確かめる
できあがった資料は、必ず人が1枚ずつ見て直します。お客様にお見せするものなので、ここは省けません。
できあがった資料「AI活用支援のご案内」
こうしてできたのが、プロタゴの「AI活用支援のご案内」です。ひな形の色とロゴがそのまま生きているので、14枚がひとつの資料としてまとまっています。

資料の中身——「会社の記憶」をつくってから、経営の4つの柱のどれかに使う、というプロタゴの考え方——は、次回の記事で、私が1枚ずつ解説する動画とあわせてご紹介します。
人が確かめて、実際に直したところ
今回も、確かめてみて直したところがありました。どちらも、AIに任せきりにしていたら気づかなかったかもしれない点です。
📝 ほかのパソコンで開くと、文字の形が崩れた
英字に、ふつうのパソコンには入っていない書体が使われていました。作ったパソコンではきれいでも、お客様のパソコンで開くと別の形になってしまいます。どのパソコンにも入っている書体に置き換えました。
📝 根拠のない数字が入っていた
数字のページに、元の資料のどこにも書いていない数字が入っていました。いかにもそれらしく見えるので要注意です。実際の数字に差し替えました。
AIは、とても上手に「それらしいもの」を作ります。だからこそ、数字と固有名詞、そして別のパソコンでの見え方は、人が確かめるようにしています。
「自分で作った資料を直したい」ときにも使えます
ご質問をくださったお客様のように、すでに手元に資料がある場合も、同じ考え方で使えます。
- デザインを変えたい … 今の資料と会社のひな形を渡して、「中身はそのままで、このひな形に入れ直して」
- ページを足したい … 今の資料を渡して、「ここに、こういう内容のページを2枚足して」
- 作り直したい … 今の資料を材料にして、伝えたいことの打ち合わせからやり直す
どの場合も、元のファイルは残しておくのがおすすめです。うまくいかなかったときに、いつでも戻れます。
次回は、この資料で「動画」まで作った話です
実は今回の資料には続きがあります。できあがった14枚のスライドを使って、私が1枚ずつ説明する解説動画まで作りました。資料を1つ作ると、動画やブログ、SNSにまで広げられる——その話と、資料の中身は、次の記事でご紹介します。
📊 資料づくりにAIを使ってみたい岡山県内の中小企業様へ
会社のひな形づくりから、今お使いの資料の手直しまで。お手元の資料を拝見して、AIと一緒にどこまでできるかをご提案します。
📚 あわせて読みたい:AI活用の記事を目的別に整理した「中小企業のAI活用 完全ガイド」もぜひご覧ください。
