ホームページは、頼まないと直せないものだと思っていました|自社サイトを1日で作り直した話

ホームページは、頼まないと直せないものだと思っていました|自社サイトを1日で作り直した話
弊社には「ジタクのカメラ」という個人宅向け防犯カメラのサイトがあります。2021年に業者さんに作っていただいた、きちんとしたサイトです。ただ、価格や写真を変えたいと思っても、そのたびに打ち合わせとお見積りが要ります。「いま頼むタイミングだろうか」と考えているうちに、次の仕事が来る。——これは、多くの会社で起きていることだと思います。
先日、そのサイトを1日で作り直しました。使ったのは、私が普段から使っているAIだけです。この記事では、何ができて何ができなかったか、そして「頼まないと直せない」をどう終わりにしたかをお話しします。
この記事の要点を約1分にまとめた動画です。ご案内役は当社のAIコーディネーター「稀結塚あい」。姿も声もAIで制作しています。
直したいとき、毎回お見積りが要る
まず申し上げておきたいのは、業者さんが悪いのではないということです。作っていただいたサイトは、当時としてきちんとしたものでした。お知らせを自分たちで更新できる管理画面も付けてくださっていました。
そして実は、そこに答えが出ていました。
自分で書けるお知らせは、更新されていました。
頼まないと直せないところだけが、止まっていました。
何が動いて、何が動かなかったか。その境目は
「大事かどうか」ではなく、「自分で触れるかどうか」でした。
「価格を今のものに直したい」「写真を実際の機種に変えたい」——どれも、思いついたときに10分で終わるような話です。ですが、外に頼む前提だと、そうはいきません。
連絡をして、内容を説明して、お見積りをいただいて、社内で決めて、直していただいて、確認する。1か所の修正でも、この一式が必要になります。費用の問題もありますが、それ以上に「1か所のために、ここまでお願いするのもどうか」という気持ちが働きます。そして「まとめて頼もう」になる。ですが、まとめる機会は、なかなか来ません。
おそらく、これは弊社だけの話ではないと思います。
きっかけは、フリーダイヤルをやめたことでした
作り直そうと決めたきっかけは、はっきりしています。フリーダイヤルをやめたことです。
大きな理由があったわけではありません。「うちに、フリーダイヤルはもう要らないだろう」——それだけの判断です。会社をやっていれば、この程度の見直しは日常的にあると思います。
やめると決めれば、あとは番号を差し替えるだけ——のはずでした。ところが、どこに載っているのかを洗い出してみると、こうなっていました。
① サイト:ヘッダー・お問い合わせ欄・フッターの3か所
② お問い合わせの自動返信メール:お客様に届く確認メールの署名
③ Googleマップ(ビジネスプロフィール):登録されている電話番号
1か所直せば済む話ではなく、サイト・メール・Googleマップと、置き場所が3つに分かれていたのです。しかも、そのうちサイトと自動返信メールは、自分たちでは直せません。
電話番号を変えるというのは、どこの会社にもある、ごく普通の出来事です。その程度のことが、外に頼まないと反映できない。——このとき、作り直そうと決めました。
1日で、こうなりました

やったことを並べます。
- トップページと下層6ページのデザインを全面的に作り直し
- ロゴとファビコン(タブに出る小さなアイコン)を新しく作成
- 料金プランを今の内容に見直し、費用を抑えたプランを新設
- カメラと録画機の写真を、実際に扱っている機種に差し替え
- 電話番号を、サイト・自動返信メール・Googleマップの3か所すべてで修正
- sitemap.xml と robots.txt を作成し、Search Consoleに登録
- アクセス解析を自社のアカウントに切り替え
- Googleビジネスプロフィールの分類を見直し
- 作り直したことをお知らせとして投稿

今回かかった費用は、私が普段から使っているAIの月額だけです。このために新しく契約したものは、ひとつもありません。
外に頼む場合の費用は、内容や会社さんによって大きく変わりますので、ここでは書きません。ただひとつ確かなのは、「今日気づいたことを、今日直す」はできないということです。今回いちばん大きかったのは、そこでした。
お客様に「先にお伝えすること」を増やしました
今回いちばん時間をかけたのが、これです。
防犯カメラの工事は、お住まいの造りによって条件が変わります。配線が長くなれば追加費用が出ますし、モニターは付いていません。外壁に穴もあけさせていただきます。
工事が終わってから「これは別料金でした」と申し上げるのが、お客様にとって一番よくない——そう考えて、料金プランのすぐ下に6項目、全部書きました。
「含まれないもの」を並べると売れにくくなりそうですが、実際は逆だと思っています。分かった状態でお電話をくださる方が、話が早いのです。そして、後で揉めません。
こういう「書くかどうか迷うこと」こそ、自分たちで直せる状態にしておく意味があります。外に頼む前提だと、この手の見直しは後回しになりがちだからです。
数字が、自分で見えるようになりました
見た目と同じくらい大きかったのが、この部分です。
アクセス解析——自社のアカウントに切り替えました
サイトには計測タグが2021年から入っていて、データはきちんと溜まっていました。ただし溜まり先は制作会社さんのアカウントで、私のアカウントからは見えない状態でした。
連絡して見せていただくこともできましたが、今回は自分で新しく作り直すことにしました。過去のデータは引き継げませんが、これからは自分のものになります。
Search Console——登録して、サイトマップを送りました
「どんな言葉で検索されて、何回表示されて、何回クリックされたか」が分かる、Googleの無料の道具です。あわせて作ったサイトマップも送りました。
これで、岡山で「防犯カメラ 自宅」と検索した方に、うちが見えているのかどうかが、初めて数字で分かるようになります。
Googleビジネスプロフィール——分類を見直しました
- 電話番号から、解約済みのフリーダイヤルを削除
- メインの分類を「セキュリティーシステム販売業者」から「防犯設備設置業」に変更
- 「カメラ専門店」という分類を外しました(カメラ屋さんと間違われるためです)
この「分類」は、検索で見つけてもらえるかどうかに直結します。売るのではなく付ける会社なのだから、そう書いてある分類を選ぶ。言われてみれば当たり前のことでした。
AIにできたこと、できなかったこと
ここも正直に書きます。全部が魔法のようにできたわけではありません。
できたこと
デザインと文章/料金の計算と原価の分析/サーバーのファイル操作/データベースへのお知らせ投稿/画像の加工/Googleビジネスプロフィールの編集
できなかったこと
Googleアナリティクスとサーチコンソールの画面操作。この2つはAIから中身が読めず、私が画面を見ながら手で進めました
私がやったことは、大きく2つです。ひとつは決めること。価格をいくらにするか、何を載せて何を載せないか、どこまで正直に書くか。もうひとつは、AIが触れない画面で、いくつかのボタンを押すことでした。
逆に言えば、それ以外はほとんど任せられました。手を動かす部分ではなく、決める部分だけが残った——これが今回の実感です。
いちばんの収穫は、デザインではありませんでした
見た目が新しくなったのは、もちろん嬉しいことです。ですが、終わってみて一番大きかったのは、別のことでした。
「頼まないと直せない」が、「気づいたら直せる」になったこと。
そして、自分のサイトの数字を、
自分で見られるようになったこと。
価格が変わったら、その日に直せます。カメラの機種が変わったら、写真も説明の図も差し替えられます。お知らせも書けますし、説明を1行足すこともできます。大きな作り直しを待たなくても、こまめに手を入れていけるようになりました。
そして、何人来ているのか、どんな言葉で探されているのかも、これから見えてきます。直して、数字を見て、また直す。この繰り返しができる状態になったことが、今回いちばんの収穫です。
まとめ:必要だったのは、パスワードと決める人でした
今回やったことを振り返ってみると、特別な技術はほとんど出てきませんでした。
必要だったのは、サーバーのパスワードと、決める人です。この2つがあれば、あとは進みました。逆に言うと、パスワードが分からないと何も始まりません。もし今、御社のサイトのパスワードがどこにあるか分からないようでしたら、それを探すところが最初の一歩かもしれません。
そして、いちばん大事なことを最後に。
今回のように「作り直す」ことが正解とは限りません。うちの場合は、実際に問い合わせが来ている生きたサイトだったので、壊さないように直しました。ブログを毎週書く予定もないので、大がかりな仕組みには変えていません。何をどこまでやるかは、その会社の使い方次第です。
「うちのサイトも、そういえばしばらく触っていない」——もし少しでも思い当たるようでしたら、まず中を開けて確かめてみてください。電話番号は生きているか。価格は今のものか。それだけでも、確かめる価値はあると思います。
🤖 「うちのサイト、どうなっているんだろう」からご一緒に
岡山県内の中小企業様のAI活用を、プロタゴが伴走してサポートします。今回のサイトの作り直しも、特別なことはしていません。まずは御社のサイトを一緒に開けて、何が古くなっているかを確かめるところからでも構いません。市販のサービスを売ることはいたしません。
※ この記事の文章・デザイン・掲載画像の一部は、弊社のAI活用の一環としてAIを使って作成しています。内容の判断と最終確認は、すべて代表の應武が行っています。
