AIで会社のルールを整備する|社員教育を属人化しないための実践法【第3回】

AIで会社のルールを整備する|社員教育を属人化しないための実践法【第3回】 – 株式会社プロタゴ

AIで会社のルールを整備する|社員教育を属人化しないための実践法【第3回】

「應武勝幸が実践する経営者のためのAI活用術」第3回です。今回は、多くの中小企業が後回しにしがちな「社内ルール・マニュアルの整備」をAIで進める方法をお伝えします。

「うちはまだ就業規則がきちんと整備できていない」「マニュアルがなくて、新人教育がベテランの口頭説明頼みになっている」——こうした状況は、岡山の中小企業でもよくあります。重要だとわかっていても、日々の業務に追われて後回しになってしまう課題のひとつです。

この「重要だけど時間がかかる作業」こそ、AIが最も力を発揮する領域です。

なぜ中小企業はルール整備が進まないのか

ルール整備って、必要だとわかっているんです。でも「いつかやろう」が続いてしまう。理由は単純で、時間がかかるから。就業規則ひとつ作ろうとしても、何をどう書けばいいかわからないし、専門家に頼むとコストがかかる。

でも実は、AIを使えば「まず叩き台を作る」ところまでは驚くほど速くできます。ゼロから考える必要がなくなるだけで、取り組むハードルが全然違ってくる。

― 應武勝幸

AIで整備できる社内ルール・ドキュメントの例

📋 就業規則・社内規程

「従業員10名以下の小規模サービス業向けの就業規則の骨格を作って」と指示するだけで、必要な項目を網羅した叩き台が完成。あとは自社の実態に合わせて修正するだけ。

📖 業務マニュアル

「電話応対の基本マニュアルを作って」「新人向けの営業同行チェックリストを作って」など、口頭でしか伝わっていなかった業務手順を文書化できる。

❓ 社内FAQ

「新入社員がよく聞く質問とその回答集を作って」と依頼すると、一般的なFAQの叩き台が完成。自社の状況に合わせて追記・修正していけばいい。

📝 評価制度・ルール文書

「中小企業向けのシンプルな人事評価制度の項目案を作って」と依頼。「評価基準が曖昧」という課題を解消するための第一歩を踏み出しやすくなる。

実際のプロンプト例

業務マニュアルを作るとき

実際に使えるプロンプト例

「中小企業の営業スタッフ向けに、初めてお客様を訪問する際の基本マナーと準備事項をマニュアル形式でまとめてください。対象は入社1年目のスタッフで、箇条書きで読みやすくお願いします。」

社内FAQを作るとき

実際に使えるプロンプト例

「IT機器・オフィス機器を扱う中小企業の新入社員がよく抱く疑問と、それに対する回答をQ&A形式で20個作ってください。経費申請・休暇申請・社内連絡ルールなどの基本的な内容を含めてください。」

「属人化」が会社のリスクになる

中小企業で一番怖いのは、「あの人しかわからない」という状態が増えることだと思っています。ベテランが辞めたら業務が止まる。社長しか判断できない仕事が多すぎる。これは会社の成長を止める大きなリスクです。

マニュアルやルールを作るのは、社員を縛るためじゃない。「誰でも一定のレベルで動ける仕組み」を作ることで、会社全体の底上げができる。AIを使えばそれが速く・安く始められます。

― 應武勝幸

AIで作ったルールを「育てる」という考え方

AIが作ったマニュアルや規程は、あくまでスタート地点です。大切なのは、使いながら改善していくこと。

  • 使ってみて不足を感じた部分を追記する
  • スタッフから「ここがわかりにくい」というフィードバックをもらう
  • 状況の変化に合わせてAIに改訂版を作ってもらう

「完璧なものをゼロから作る」のではなく、「AIで7割のものを作り、使いながら10割に近づける」という発想が、中小企業には合っています。

⚠️ 就業規則については専門家確認を:就業規則は法律に基づく文書であり、労働基準法の要件を満たす必要があります。AIが作った叩き台をそのまま使用するのではなく、社会保険労務士などの専門家に確認してから運用するようにしましょう。AIはあくまで「叩き台作成ツール」です。

まとめ|「いつかやろう」をAIで今日始める

社内ルールの整備は、後回しにするほど会社のリスクが積み重なります。AIを使えば、「まず叩き台を作る」ところまでは今日中に始められます。完璧でなくていい。まず形にすることが大事です。

次回は、應武が取り組んでいる「AIとWebアプリを使った業務自動化」についてお伝えします。

📚 應武勝幸が実践する経営者のためのAI活用術
  • 【第1回】社長の頭の中をAIで整理する
  • 【第2回】AIで見積書・提案書作成時間を半分にする
  • 【第3回】AIで会社のルールを整備する(本記事)
  • 【第4回】AIとWebアプリで業務を自動化する
  • 【第5回】AIは社員を減らすためではなく社員を輝かせるために使う

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この記事を書いた人

應武 勝幸のアバター 應武 勝幸 代表取締役|    株式会社プロタゴ

株式会社プロタゴ代表取締役。
岡山を拠点に、ビジネスフォン・防犯カメラ・OA機器・オフィス環境機器の
販売・設置を手がける。
「主人公を応援する」という経営理念のもと、
岡山の中小企業経営者が本業に集中できる環境づくりを支援している。

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