AIで見積書・提案書の作成時間を半分にする|プロタゴ代表・應武勝幸の実践術【第2回】

AIで見積書・提案書の作成時間を半分にする|プロタゴ代表・應武勝幸の実践術【第2回】
中小企業の営業現場では、提案書や見積書の作成に想像以上の時間がかかっています。お客様のヒアリングが終わってから、提案理由を言語化して、導入効果をまとめて、比較表を作って——気づけば半日が過ぎている、という経験のある方も多いのではないでしょうか。
プロタゴでも同じ課題がありました。防犯カメラの提案、ネットワーク構築の提案、OA機器の提案——それぞれ内容が違うため、毎回ゼロから作る必要がありました。そこにAIを組み込むことで、作成時間が大幅に短縮されました。
提案書作成の「何が時間を食っているか」
提案書を作るとき、一番時間がかかるのって「文章を考えること」なんですよね。機器の仕様や金額は分かっている。でも「なぜこれをお勧めするのか」「導入するとどう変わるのか」を言葉にするのに時間がかかる。
しかもその文章、お客様ごとに少しずつ変えないといけない。業種が違う、規模が違う、課題が違う。毎回一から書いていたら、本来の営業活動に使う時間が削られてしまいます。
プロタゴで実際にAIを使っている提案書作成の場面
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防犯カメラの提案文を作るとき お客様の業種・規模・課題をAIに伝えて「この会社に防犯カメラを導入する理由と期待できる効果を提案文にして」と依頼。カメラの仕様や台数は自分で調整するが、文章の骨格をAIが作ってくれる。
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OA機器の比較表を作るとき 「リース・購入・レンタルの違いを、中小企業経営者向けにわかりやすく比較した表を作って」と指示するだけで、比較の軸と内容をまとめてくれる。あとは金額など実際の数字を埋めるだけ。
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ネットワーク構築の提案書を作るとき 「現在の課題:〇〇。提案内容:〇〇。この内容で導入効果と提案理由を経営者目線でまとめて」と伝えると、技術的な話を経営者の言葉に翻訳して文章化してくれる。
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お客様へのフォローメールを作るとき 「先日ご訪問した〇〇様へのお礼と提案内容の確認メールを、丁寧かつ簡潔に作って」と依頼。商談後すぐにメールを送れるようになり、フォローのスピードが上がった。
実際のプロンプト(指示の出し方)例
防犯カメラの提案文を作るとき
「岡山市内の小規模飲食店(スタッフ5名)に防犯カメラの導入を提案します。お客様の課題は『夜間の無人時間帯の防犯対策』と『スタッフトラブル時の記録』です。この課題に対する提案理由と導入後の期待効果を、経営者に伝わる言葉で300文字程度にまとめてください。」
比較表を作るとき
「複合機の『リース契約』『購入』『保守契約あり・なし』の違いを、岡山の中小企業経営者が判断しやすいように比較表にまとめてください。比較の軸は『初期費用』『月額コスト』『故障対応』『契約の柔軟性』『おすすめの企業規模』でお願いします。」
AIを使う前と後で何が変わったか
「AIが作った文章をそのまま使う」のではなくて、「AIが作った下書きを自分で手直しして使う」という感覚が大事です。最終的な責任は自分にあるし、お客様のことを一番よくわかっているのも自分。でもゼロから書く必要がなくなるだけで、体感の負担はまったく違います。
うちのスタッフにも同じことを伝えました。AIは仕事を奪うんじゃなくて、仕事の「しんどい部分」を引き受けてくれる存在だと。
注意点:AIの出力は必ず確認・修正する
⚠️ AIの文章をそのまま使わないこと:AIが作る文章は事実と異なる内容が含まれることがあります。金額・スペック・固有名詞は必ず自分で確認してください。また、お客様の社名・担当者名・具体的な個人情報はAIに入力しないよう注意しましょう。あくまで「たたき台を作るツール」として活用するのが正しい使い方です。
まず「1本だけ」試してみてください
次に提案書を作るとき、まずAIに「この内容で提案文を作って」と頼んでみてください。出てきた文章が使えるかどうかより、「こんな速さで下書きができるのか」という体験をすることが大事です。
次回は、應武が実践している「AIを使った社内ルール・マニュアルの整備」についてお伝えします。
- 【第1回】社長の頭の中をAIで整理する
- 【第2回】AIで見積書・提案書作成時間を半分にする(本記事)
- 【第3回】AIで会社のルールを整備する
- 【第4回】AIとWebアプリで業務を自動化する
- 【第5回】AIは社員を減らすためではなく社員を輝かせるために使う
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