そのNAS、何年目ですか?|入れ替えの目安は5年。10年前に入れたNASを入れ替えました

そのNAS、何年目ですか?|入れ替えの目安は5年。10年前に入れたNASを入れ替えました

「社内の共有フォルダ(NAS)、いつ入れたか覚えていない。まだ動いているけれど、このまま使っていて大丈夫なのか」——という悩みを持つ岡山の中小企業経営者からよくいただくご相談です。この記事では、NASの入れ替えの目安と、プロタゴが実際に10年前のNASを入れ替えたときのお話をご紹介します。
目次

NASは、会社の「保存庫」です

NAS(ナス)は、会社の書類や写真、図面などをまとめて置いておく、社内の保存庫です。パソコンから「共有フォルダ」として見えているものが、実はこの小さな箱の中に入っている、という会社は多いと思います。

みんなが毎日使う場所なので、止まると仕事が止まります。そして、毎日動き続けている機械なので、いつかは入れ替えが必要になります。

入れ替えの目安は、本体で約5年

NASの入れ替えの目安は、本体でおよそ5年と言われています。メーカーの保証も、延長しても5年までというものが多くあります。

ただし、中に入っているハードディスクは、それより早く傷むことがあります。ハードディスクは中で円盤が回り続けている部品なので、使い方や置き場所の温度によっては、数年で調子が悪くなることもあります。

「5年」はあくまで目安です。機種や使い方によって変わります。大事なのは、「何年目か」を知っておくこと。分からなければ、本体の裏のシールや、買ったときの書類で確かめられます。

こんな様子があれば、早めに相談を

  • ランプの色がいつもと違う、ピーッと音が鳴る
  • ファイルを開くのが前より遅い
  • ときどき共有フォルダが見えなくなる
  • 「何年目か分からない」「入れた人がもういない」

10年前に入れたNASを、入れ替えました

先日、あるお客様の事務所で、10年前にプロタゴが入れたNASを新しいものに入れ替えました。まだ動いてはいましたが、困っていたことが一つありました。

いまのパソコンから、そのままでは開けない

古いNASの多くは、ファイルをやり取りするときに古い通信のやり方しか使えません。一方、いまのWindows 11のパソコンは、安全のためにその古いやり方を使わない設定になっています。

そのため、新しく買ったパソコンから、古いNASがそのままでは開けないということが起こります。古いパソコンだけが頼りになっていて、そのパソコンが壊れたら……という状態でした。

仕事を止めずに、何回かに分けて移しました

約24万移したファイル
約350GBデータの量
0件移せなかったファイル

データを移している間も、お客様の仕事は止めたくありません。そこで、まず全部を移し、そのあと「増えた分・変わった分だけ」を何回かに分けて移すやり方にしました。最後は、皆さんにファイルを閉じていただいた数分間で、残りを移して切り替えました。

移したあとは、移せなかったファイルが1件もないことを記録で確かめています。

入れ替えの流れ

  1. 今のNASを拝見する —— 何年目か、どれだけ入っているか、どのパソコンから使っているか
  2. 新しいNASを決める —— 容量と、ハードディスクが1台壊れても止まらないつくりか
  3. まとめて移す —— 仕事をしながら、裏で移します
  4. 差分を移して切り替える —— 最後の数分だけ、ファイルを閉じていただきます
  5. 古いNASを片付ける —— しばらくは読み取り専用で残し、安心してから外します

NASの入れ替えは、バックアップを見直すよい機会でもあります。バックアップの考え方は「中小企業のデータバックアップ入門」でまとめています。

もうひとつのご相談:Excelの「黄色い帯」

NASについて、もうひとつよくいただくご相談があります。NASに置いたExcelやWordを開くと、上に黄色い帯が出る、というものです。

⚠ 保護ビュー このファイルは、安全ではない可能性がある場所から取得されています。[編集を有効にする]

これは「保護ビュー」という、Windowsの安全のしくみです。インターネットやメールから来たかもしれないファイルを、いきなり編集できないようにして、パソコンを守っています。故障ではありません。

ただ、社内のファイルを開くたびに毎回「編集を有効にする」を押すのは、地味に手間です。実は、プロタゴの事務所でも、NASのファイルで毎回この帯が出ていました。

押していいもの、押さないもの

押していい

自分たちが社内のNASに置いた、中身の分かっているファイル。

押さない

知らない相手からのメールの添付ファイル。帯はまさにこのためにあります。

社内の置き場所だけを「信頼できる場所」に

帯を全部消してしまうのは、おすすめしません。メールの添付への守りまでなくなってしまうからです。

そうではなく、社内のNASという置き場所だけを「信頼できる場所」として登録すれば、社内のファイルでは帯が出なくなり、外から来たファイルには今までどおり帯が出ます。プロタゴの事務所でも、この形にしました。

設定はパソコンごとに必要です。入れ方を少し間違えると、見た目は同じでも効かないパソコンが出ることがあります。台数が多いときや、うまくいかないときは、ご相談ください。

「うちのNAS、何年目だろう?」からどうぞ

今のNASを拝見して、入れ替えの時期と、仕事を止めない移し方をご提案します。
黄色い帯のご相談も、あわせてどうぞ。

💾 NAS・共有フォルダのご相談はプロタゴへ

「何年目か分からない」「新しいパソコンから開けない」「Excelで毎回黄色い帯が出る」——岡山県内の中小企業様のNASの入れ替え・データの引っ越し・社内ネットワークの見直しをお手伝いします。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

稀結塚あいのアバター 稀結塚あい AIコーディネーター|  株式会社プロタゴ

株式会社プロタゴが創出したAIコーディネーター。
人と情報を静かに結び、選択肢を整理する役割を担っています。
判断はせず、決めるのは常にあなた。
本記事では、情報を分かりやすく構造化し、お届けします。

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