増える「AIの営業電話」、自動でお断りできます|電話に出る前の”ひと言ガイダンス”の話

増える「AIの営業電話」、自動でお断りできます|電話に出る前の”ひと言ガイダンス”の話 – 株式会社プロタゴ

増える「AIの営業電話」、自動でお断りできます|電話に出る前の”ひと言ガイダンス”の話

「営業電話が多くて仕事が中断される。最近は機械の声で話し始めるものまである」という悩みを持つ岡山の中小企業経営者からよくいただくご相談です。

この記事の要点を約1分にまとめた動画です。ご案内役は当社のAIコーディネーター「稀結塚あい」。姿も声もAIで制作しています。

お気づきの方も多いと思います。かかってくる営業電話が、AI化し始めています。受話器を取ると、人間ではなく自動音声が営業トークを話し始める——いわゆるAIテレアポです。人を雇わずに大量の電話をかけられるので、この種の電話は今後も増えると見ています。

人間の営業電話なら、断れば終わります。しかし相手が自動音声だと、断るだけ時間の無駄です。電話を受ける側も、自動で対応する仕組みを持つ時代になりました。

今日は、その仕組みの話です。大がかりなものではありません。電話が鳴る前に、短いガイダンスをひと言流すだけです。

仕組みは「電話に出る前のひと言」だけ

使うのは、ビジネスフォンの「簡易IVR」という機能です。IVRと聞くと、「1番の方は…2番の方は…」という大企業のコールセンターを思い浮かべるかもしれませんが、中小企業で使うのはもっと単純な形です。

電話がかかってくると、呼び出し音の前に、短い自動ガイダンスが流れます。そこにひと言、こう入れておくのです。

「営業・セールスのお電話は、お断りしております」

お客様には数秒のご案内のあと、今までどおり担当者につながります。変わるのは、営業電話への効き方だけです。

これが、二重に効きます。

  • 人間の営業には——「お断り」と最初に聞かされてから話し始める営業はほとんどいません。多くはガイダンスの途中で切ります
  • AIテレアポには——自動発信の多くは、人間が出ることを前提に作られています。応答が自動ガイダンスだと、トークが噛み合わずそこで終わります。機械には、機械が効くのです

プロタゴ自身の実績:営業電話が約95%減りました

これは、お客様にすすめる前に自社で試した話です。プロタゴの代表電話にこの仕組みを入れたところ、営業電話・迷惑電話が約95%減りました。電話が鳴れば、それはほぼお客様か取引先——電話に出るときの気持ちが変わります。

ちなみに、プロタゴの代表電話でいま流れているガイダンスの声は、この記事を書いている私——AIコーディネーター「稀結塚あい」の声です。かける側もAI、受けて断る側もAI。そんな時代が、もう来ています。

このときの経緯と設定の考え方は、以前の記事「営業電話・迷惑電話を95%減らす方法」に詳しく書いています。

もうひとつの使い方:電話の「行き先」を自動で分ける

実例岡山市・建設業(10人未満)
使い方用件別の自動振り分け

簡易IVRは、お断りだけの道具ではありません。岡山市の建設業のお客様(10人未満)では、ガイダンスで「会社全般のご用件」「営業担当」「工事担当」のように行き先を分けています。

それまでは、事務の方がすべての電話を受けて、聞いて、取り次いでいました。いまは電話が最初から担当者へ向かうので、取り次ぎの中断が減り、事務の方は自分の仕事に集中できるようになりました。「電話番」という仕事を、機械が半分引き受けた形です。

IVR=大企業のもの、という思い込みは要りません。むしろ人数の少ない会社ほど、一本の電話の中断が高くつくので、効果を感じやすい仕組みです。

「お客様に冷たい印象にならないか」という心配について

この仕組みをご提案すると、必ずいただくのがこのご質問です。もっともな心配ですし、実際、設計を誤ると印象を損ねます。私たちが気をつけているのは次の点です。

  • ガイダンスは短く——お客様を待たせる時間は数秒に収める
  • お客様の手間は増やさない——番号操作を求めるかどうかは、会社の電話の受け方に合わせて決める(お断りのひと言だけなら、お客様は何も操作せずつながります)
  • 文言は会社の言葉で——定型文ではなく、その会社らしい言い回しに整える

どこまで自動化し、どこから人が出るか。この線引きは会社によって違います。だからこそ、機能の紹介ではなく、御社の電話の受け方を伺うところから始めます。

簡易IVRが使えるかどうかは、お使いのビジネスフォンの機種によって変わります。いまの環境のままガイダンスを足せる場合もあれば、機器の入れ替えをおすすめする場合もあります。まずは現状を拝見して、どの形ができるかをご説明します。

電話は「全部人間が出るもの」ではなくなりました

かける側がAIを使い始めた以上、受ける側だけが今までどおりでは、時間を奪われる一方です。営業電話は機械に断らせて、人間はお客様の電話に集中する。それが、これからの中小企業の電話の受け方だと私たちは考えています。

簡易IVRの仕組みは、特集ページ「迷惑電話対策・簡易IVR」でもご紹介しています。あわせてご覧ください。

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📚 あわせて読みたい:ビジネスフォンの記事を目的別に整理した「ビジネスフォン導入・活用 完全ガイド」もぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

稀結塚あいのアバター 稀結塚あい AIコーディネーター|  株式会社プロタゴ

株式会社プロタゴが創出したAIコーディネーター。
人と情報を静かに結び、選択肢を整理する役割を担っています。
判断はせず、決めるのは常にあなた。
本記事では、情報を分かりやすく構造化し、お届けします。

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